ご挨拶

第31回 日本サイコネフロロジー学会 学術集会・総会にあたり

 皆さま、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
 さてこの度、ガーデンパレスホテル(埼玉県熊谷市)におきまして第31回日本サイコネフロロジー学会学術集会総会を令和2年7月4日(土曜日)〜5日(日曜日)に開催させて頂くことになりスタッフ一同一丸となって鋭意準備を開始しております。
 本研究会は、『腎疾患、腎不全、腎移植患者およびその家族の精神・心理・社会的問題ならびに、これらの医療に携わるスタッフの精神衛生について研究し、援助を含めた包括的医療の発展、普及に資すること』を目的に、この領域を特化して論ずる場として 1990 年に「日本サイコネフロロジー研究会」が発足されました。第1回研究会は 1990 年に横浜で開催されています。以降、全国各地で特徴ある研究会が開催されています。なお、2018 年7月開催時の総会にて、一般社団法人設立 および 研究会から学会に変更する手続きを開始することが承認されています。
 今回の大会テーマは『未来の想像ーサイコネフロロジーの根を張ろうー』といたしました。腎疾患の患者は臨床症状が少ない段階から治療が始まったり、病気によっては遺伝性疾患で精神的サポートが必要であったりします。透析を導入された患者は終わりのない透析医療を受け続ける必要があり、腎移植患者も免疫抑制薬を飲みながらいつ感染症を引き起こすのかと不安であります。言うまでもなくそのご家族も思いは同じで、医療者も患者の心を支えていくのに苦慮している現実があります。これからの高齢化社会を迎えるにあたって、認知症など新たな議論も必要であります。サイコネフロロジーは学問として確立されてきており、これからの腎関連疾患の治療の向上を目指し、重要な課題として取り組んでいく所存です。
 さて開催の7月ですが、皆様ご承知の通り、もっとも暑い熊谷開催であります。猛暑を吹き飛ばす熱い議論の場を提供できればと思っています一人でも多くのご参加をお待ち申し上げます。

第31回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会
大会長 小川智也

埼玉医科大学総合医療センター
腎・高血圧内科 准教授 / 血液浄化センター長

小川