ご挨拶

 このたび、第11回日本透析機能評価研究会学術集会を2026年1月31日(土)~2月1日(日)の2日間にわたり、静岡県沼津市にございます「プラサヴェルデ コンベンションぬまづ」において開催させていただくべく準備を進めております。

 日本の腎代替医療は諸外国のそれと比較して、トップレベルであることは自他ともに認められるところであります。とは言え、患者のQOLを考えて透析条件を個々に細かく設定している施設も有れば、経験値から職人技とも言える感覚的な対応をしている施設もあり、多種多様と言えます。
 そこで我々は、透析医療における各種モニタリング技術の周知、及びその地域格差を無くすことで、ひいてはわが国における透析の質の底上げを目標に、本研究会を企画しました。当会の役割は、学術的な発展と参加者同士の交流であると考え、モニタリング技術というキーワードを中心に、他者の知見を学び、自身の研究テーマを披露し、集った参加者によって、これらについて議論する場を提供することであると考えております。臨床スタッフの他、血液浄化に関わる企業の皆さまも含め、参加した皆様が知識を得て、スキルを磨き、業界の情報を得られる場として研究会をご用意し、参加したくなるような会になればという気持ちでプログラムを企画しております。 交流の点では、近隣地域の医療職同士はもちろん、医師、看護師、栄養士、理学療法士など他職種との交流、医療機器や薬剤に携わる企業の皆さまとの交流も重要と考え企業展示の場もご用意させていただきました。職種を超えた交流と、活発な議論によって新しいアイデア、技術革新が生まれると確信しています。また各大会においては華美な部分は徹底的に排除し、学術団体のあるべき姿を追求してまいりたいと思います。
 上記のポリシーの元、今まで10回の学術集会を開催し多くの皆様のご参加をいただき開催することができました。(5・6回大会は中止)
 また、第4回大会より日本透医学会の専門医制度が認める全国規模学術集会にも認定され、これで日本臨床工学技士会認定制度のポイントを獲得し、より一層の参加者増加を目指しております。
 皆様のご参加、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

第11回日本透析機能評価研究会学術集会
大会長 松下 和通