ご挨拶
2021年1月7日に政府により1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)を対象とした首都圏緊急事態宣言が発令されたことを受け、本学術集会はご来場の皆様の安全と健康を第一に考え、現地開催を中止とし、完全WEB開催のみとすることに決定いたしました。(全セッションをWEB上で聴講・閲覧いただきます。)
学術集会にてご講演や演題発表等をご準備頂いていた皆様、ご参加をご予定されていた皆様、ならびに協賛企業の方々には、深くお詫び申し上げます。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
なお今後の情報更新につきましては、適宜学会ホームページやメール配信にてご案内いたします。
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第31回 日本サイコネフロロジー学会 延期開催に際して
皆さま、平素は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
令和2年7月4日(土曜日)〜5日(日曜日)に開催予定でありました第31回日本サイコネフロロジー学会学術集会総会は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、苦渋の選択ではございましたが、同日程での開催を断念致しました。既に多くの演題登録、参加登録をいただきながらの中止決定で多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
理事会におきましても、このまま中止するか、延期開催にするか議論を重ねました。何より会員の方々から、頑張りましょうという声が届いていたことが何よりも励みとなり、最終的には2021年2月13日(土曜日)〜14日(日曜日)延期開催で決定致しました。日程の調整では多くの皆様にご協力頂きましたことに感謝申し上げます。
さて、開催まで2か月を切りました。現在も感染症の拡大・まん延により、医療現場も大変な状況であります。しかし、コロナ禍でも可能な取り組みを行う動きも様々あり、Webを活用した学術集会も行われるようになりました。当会もこの流れにのり、Web開催と現地開催のハイブリッドで計画しております。このような時代のニーズに合う学術集会になるよう、事務局一同準備を進めております。すでに50演題近くの一般演題もご登録いただいており、多くの指定演題も準備されております。万障お声かけ頂き、皆様方で暑い討論ができる事を楽しみにしております。
なお、参加者の安全確保は最大限配慮する必要があり、感染症の推移によりましては、現地会場を閉鎖する可能性もございますので、適時、ホームページのご確認をお願いいたします。
皆様方のご支援何卒よろしくお願いいたします。
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第31回 日本サイコネフロロジー学会 学術集会・総会にあたり
皆さま、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
さてこの度、ガーデンパレスホテル(埼玉県熊谷市)におきまして第31回日本サイコネフロロジー学会学術集会総会を令和2年7月4日(土曜日)〜5日(日曜日)に開催させて頂くことになりスタッフ一同一丸となって鋭意準備を開始しております。
本研究会は、『腎疾患、腎不全、腎移植患者およびその家族の精神・心理・社会的問題ならびに、これらの医療に携わるスタッフの精神衛生について研究し、援助を含めた包括的医療の発展、普及に資すること』を目的に、この領域を特化して論ずる場として 1990 年に「日本サイコネフロロジー研究会」が発足されました。第1回研究会は 1990 年に横浜で開催されています。以降、全国各地で特徴ある研究会が開催されています。なお、2018 年7月開催時の総会にて、一般社団法人設立 および 研究会から学会に変更する手続きを開始することが承認されています。
今回の大会テーマは『未来の想像ーサイコネフロロジーの根を張ろうー』といたしました。腎疾患の患者は臨床症状が少ない段階から治療が始まったり、病気によっては遺伝性疾患で精神的サポートが必要であったりします。透析を導入された患者は終わりのない透析医療を受け続ける必要があり、腎移植患者も免疫抑制薬を飲みながらいつ感染症を引き起こすのかと不安であります。言うまでもなくそのご家族も思いは同じで、医療者も患者の心を支えていくのに苦慮している現実があります。これからの高齢化社会を迎えるにあたって、認知症など新たな議論も必要であります。サイコネフロロジーは学問として確立されてきており、これからの腎関連疾患の治療の向上を目指し、重要な課題として取り組んでいく所存です。
さて開催の7月ですが、皆様ご承知の通り、もっとも暑い熊谷開催であります。猛暑を吹き飛ばす熱い議論の場を提供できればと思っています一人でも多くのご参加をお待ち申し上げます。
第31回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会
大会長 小川智也
埼玉医科大学総合医療センター
腎・高血圧内科 准教授 / 血液浄化センター長